”【AMOSKEAG

【AMOSKEAG 2026AW ORDER EXHIBITION】

March 17th, 2026

2026年春夏シーズンよりローンチを迎え、同時に1LDK AOYAMAでもお取り扱いが開始したブランド、“AMOSKEAG”(アモスケイグ)

19世紀末、世界最大級の織物工場として繁栄し、リーバイス創成期のデニム供給を担うなど、
アメリカンワークウェアの基盤を支えた存在として知られているアメリカ・ニューハンプシャー州に実在した織物メーカー“AMOSKEAG”。

これまでの歴史的背景を基盤に、単なるブランドとしての復刻ではなく、現代のこだわり抜いた素材に対して当時の加工背景としての解釈を添えています。
プロダクトの本質に目が向くよう、デザイナーは非公表。
受け継いだ歴史を、これからの未来へ繋いでいく。そんなコンセプトを大切にしたブランドです。

今回、受注会の開催に伴い、デザインチームへのインタビューを敢行。
普段は知ることのできない貴重なお話をぜひご覧ください。

 

【Special Interview】

石野 以下I.)
改めまして、今日は貴重なお時間をありがとうございます。
デザイナーさんは非公表とのことですので、本日は僕とチームAMOSKEAGとして対談をさせていただければと思います。

AMOSKEAGチーム 以下A.)
よろしくお願いいたします。
僕たち、普段ミーティングの時にブランドのことをアモスって略すんですけど、石野さんもアモスって呼んでもらえたら嬉しいです(笑)。

I.)
では、チームアモスで!(笑)
質問形式でいくつかお伺いしていければと思います。

【AMOSKEAG 2026AW ORDER EXHIBITION】
【AMOSKEAG 2026AW ORDER EXHIBITION】

【ブランド発起にあたり、AMOSKEAGのレーベルを選んだ理由とは?】

A.)
えーっと、ですね。まず走りとしては、僕たちが普段から洋服作りの際にお世話になっている生地屋さんが元々持っていた商標でして、今回僕たちに運営を託してくれたという経緯です。

I.)
なるほど。そういう経緯だったんですね。ちなみに日本の生地屋さんですか?

A.)
はい、しっかりと誇れる日本の生地屋さんです。
でも話をいただいてから、2,3年動かせずにいたんです。
中々活かし方が思い浮かばなくって、中途半端にはできないじゃないですか。歴史があるファクトリーネームだった上に、強力なバックボーンを持ったレーベルだったので、真剣に向き合いたかったというか。

I.)
これまでのブランド背景を調べていく中で、個人的な解釈になってしまうんですけど、そこでたどり着いたのが、生地へ最大限の敬意を払うことだったんですか?

A.)
仰々しい表現になってしまうかもですが、その通りです。
リーバイスとの繋がりが深いネームだったが故に、最初にただ5ポケットデニムを作る、みたいなことはしたくなくて。その代わり、生地開発をやめずに、企画ありきではなく、生地屋さんと話してできた興味深い生地を元にアイテムを考える約束はチームで必ず守るようにしてます。
単に復刻するのではなく、当時の解釈を次に繋ぐ、ブランド概要にも書いたかもなのですが、まさしくこういう事なんです。

【AMOSKEAG 2026AW ORDER EXHIBITION】

I.)
そういう経緯があったんですね…!興味深すぎます!
生地へのリスペクト、という点では、アモスのプロダクトのピスネームには、使った生地の名前がそのまま乗っているものがありますよね?

A.)
あります、あります。これみて欲しくて。

これは当時のAMOSKEAGの物なんですが、
みてもらうとわかるんですけど、ピスネームにしっかり生地の名前が書いてあるんですよね。
リーバイスに供給していたのはあくまで生地をオーダーしていただけなのでリーバイス側はAMOSKEAGの名前を押し出す事はしていなかったと思うので、このネームはついていません。
ついている物があれば歴史的に大発見かもです。
だからこそこのシャツは当時を知る上で貴重です。

I.)
まさにお宝ヴィンテージですね…ご利益ありそうなので触っときます(笑)。
では、最後に改めてアモスのレーベルを選んだ理由を教えてください。

A.)
あっ、そうでした(笑)。
話が少し逸れちゃいましたが、簡単にいうと、みんなこのネームは知らないだろうと思ったからです。知らないくらいの名前だったのが逆に良かったんです。
古着、ひいてはデニム好きなら誰しも知っている。けどきっとその界隈のみなんです。名前は聞いたことあっても詳しくは知らないはずで、リーバイス古着でも有名なのはコーンミルズとかで。

I.)
なるほど。知らないくらいがちょうどいい。
これが結局、ただデニムを作りたくはない、みたいな話に繋がってくるわけですよね。

A.)
はい。別に斜に構えたいとかではなくて、元祖アモスのネームへのリスペクトをしっかり持ちたいからこそ、生地開発をやめないし、本気で向き合う。でもそこまでやるからには服自体をしっかりみて欲しくて、他のものに左右させたくなかったんです。だからデザイナーも非公開に(笑)。

I.)
なんだかすごく納得しました。
1LDKのお店作りの根幹にもハウスブランドと仕入れの商品をミックスして提案するというものがあって、ブランドごとに固まって売り場が作られているケースがあまりないんです。
ブランドネームというよりかはスタイリングだったり、アイテムそのものの品質だったりでお買い物を楽しんで欲しい。どこか通じるものがあります。

【AMOSKEAG 2026AW ORDER EXHIBITION】

【AMOSKEAGのコンセプトやイメージソースは?】

A.)
これが本当に苦労したんです(笑)。
企画ありきではないといえども、ムードみたいなのはどうしてもないと面白くないし。
ストリートなのか?モードなのか?あちこち行ったり来たりしたんですけど。

I.)
さっきからひょっこり顔を覗かせていて、個人的にも気になっていたこの古着のシャツがどうやら関係がありそうですね。

A.)
ははは、偶然ではなく、ちゃんと準備しときました(笑)。
90年代のコムデギャルソンのグレータグの世界観が好きで集めていて、
特にグレータグの中でもシャツが好きで、襟の形とか全体的なシルエットや縫製の質などが良く。
で、このシャツをアモスのみんなに見せたら、みんな感じる物があって、このシャツがきっかけになり、全体的なテイストが固まって行きました。

I.)
今の話を聞いた上で、改めてこのグレータグのものを見ると、違った見え方がするなって思います。しっかりとコムデギャルソンらしさはあるんですけど、いい意味で面構えもシルエットも今着やすそうだなって。

A.)
まさにそれです、今若い子たちがこれを見てどう思うんだろうって、気になってチームのヤングたちに聞いてみたら、反応よくって。
個人的にもツボだった素材の活かし方、シルエットは参考にしました。
LOOKの撮り方も90年代のアナログ感を出したく、そういう撮り方にしたり。このモノクロの感じとか。

【AMOSKEAG 2026AW ORDER EXHIBITION】

I.)
度重なる貴重なお話、ありがとうございます。
まさに各々が大切にされていたものの点と点を繋ぎ合わせて完成したブランドですね。
他に気を使われたコンセプトってありますか?

A.)
重複しちゃうんですけど、2つあって。
1つ目は5ポケットのTHEってデニムはチームで納得ができる生地に出会うまでやらないこと。
だからこそキバタでやったカバーオールくらいに留めました。

I.)
ありがとうございます。
カバーオールも素晴らしいアイテムでしたが、生地については後ほどお伺いするとして、2つ目はなんですか?

A.)
2つ目は、生地段階で加工をかけ、最後に縫製を入れるようにしたことですね。

土臭くなりすぎるのは嫌だし、ただのリプロダクトも面白くなくて、生地の先洗いを一回やってみたらすごく良かったんですよね。
チームで見てみて、メゾンブランドでよく見るようなそれじゃん!となりました。
ヴィンテージのスウェットをただ買って着ているヤングたちにこそ、勧めたいものができたというか。雰囲気もしっかりあって、カジュアルになりすぎず、大人っぽくなりすぎないというか。

I.)
2つ目のお話は特にこれからお伺いする生地の話にも関わってきそうですね。

【AMOSKEAG 26AWを構成する5つのファブリック】

~モールスキン~
ブランドを象徴する大切な生地

【AMOSKEAG 2026AW ORDER EXHIBITION】

I.)
事前にお伺いしたい生地をピックさせていただきまして、まずはモールスキンからお伺いしてもよろしいですか?

A.)
もちろんです。
コットン素材の中で、一番艶やか、シルクライクでレーヨンっぽさもある、今後もしっかり継続させていきたいブランドの顔となる生地ですね。
だからこそ秋冬にも作りました。起毛させた少しラギットさもあるような太番手のもので。
モールスキンは起毛してても艶があるのでいいなと改めて思いましたね。
SSのシーズンであった細番手のものと2通り出した。表情も横ムラがあって。やっぱいい。

【AMOSKEAG 2026AW ORDER EXHIBITION】

REGULAR COLLAR SHIRT
¥44,000- tax in

I.)
本当にいい生地ですよね。Instagramで写真を投稿したのをみて、あまりの美しさに見にいらしたお客様が何名もいて、しっかり届いている印象ですね。
秋冬の起毛した生地もすごく楽しみで、特にこの千鳥柄も。

A.)
千鳥柄いいでしょ?これもしっかり古着のリファレンスがあって、起毛感をあえて抑えたのと、柄の目を細かくして取り入れやすくしてます。黒も展開したのは、起毛の表情を比較して伝えやすくするためです。

I.)
ありがとうございます。
オープンカラーとレギュラーカラー、分けて出したのはこの柄はこの襟の仕様で着てほしいというメッセージですかね。

A.)
はい。バイヤーさんも、お客様を迷わせないように。

~オックス織りとウィップコード~
皆さんのこれなんだろうって生地を狙った。

【AMOSKEAG 2026AW ORDER EXHIBITION】
【AMOSKEAG 2026AW ORDER EXHIBITION】

OXFORD PADDED VEST
¥77,000- tax in

I.)
まさに自分の知らないオックス織り生地とウィップコードに関してはお恥ずかしながら?でした。
オックスの方からお伺いさせてください。

A.)
表面的に「おっ、これかっこいい生地じゃん!」となれる、わかりやすいものを作りたかった。
これはVINTAGEからのリファレンスなんですが甘めに織って、洗いで縮める事でヘビーな見た目とは逆に柔らかい素材になっています。生地のシワも特徴です。

I.)
当初はダック地かと思いました。組上もベストの型でしたし、いわゆるカーハートみたいなところを狙ったのかなと。

A.)
そう思われるのを狙いましたね。生地屋さんの頑張りの賜物です。
僕たちはもう少し品良く行きたくて、あえてオックスでやりました。
パンツに関してもう少し話すと、最初タックなしで作ったんですが、生地の立体感が活かせてなく、この生地ならタックを入れようという話になりました。

あとはなぜベストか?ってところなんですけど、型数が少ない中でコレクションに緩急をつけたかったのに加えて、石野さんが仰るところはありますね(笑)。
ただディテールを寄せにいくのは嫌で、リファレンスは何でもないレギュラー古着の化繊のアイテムだったかと思います。ディテールは何ともないんだけど、生地が素晴らしいから成り立つという感じです。

【AMOSKEAG 2026AW ORDER EXHIBITION】

WHIPCORD WORK JACKET
¥93,500- tax in

I.)
展示会で試着させていただいた中で、自分は1番好きなアイテムでした。特にパンツは生地とシルエットが本当にマッチしていて。これはぜひ試着して欲しいなと思います。
で、これに似たものを感じたのが、ウィップコードという生地でした。

A.)
聞き馴染みのない生地ですよね、おじさんしか知らない(笑)。
自分の持っている古着に使われている生地の中で最も好きなもので。

【AMOSKEAG 2026AW ORDER EXHIBITION】

A.)
古着はオリーブ色が多かったり、洋服として縮んでいるものが多いので、しっかり今のシルエットで提案してみたいという企画の意図です。
おそらくフレンチワークみたいなテイストなんですけど、そもそも着るのはお偉いさん系。

そもそもこの生地を使うブランドがあまりないのは、地味で分かりずらいからだと思います。
ですが、そういう分かりづらい生地だからこそ、その素材の良さを僕達が出せればモールスキンのようにブランドの顔になる素材になるんじゃないかと。

I.)
ありがとうございます。
ちなみに、下をトラウザー型ではなく5ポケットにしたのはなぜですか?

A.)
そこは僕たちなりのあえて、という部分ではあるんですけど、少し掘り下げるとすると、リーバイスのスタプレを高級な感じにしてみたら?という意図で選びました。

I.)
この2つの生地こそ、企画ありきでいくとできないプロダクトというか、生地開発に時間をかけるからこそできる、チームアモスならではという部分ですね。

A.)
そうですね。次はコットンとかでやりたいなと思っています。いい生地作れるように頑張ります。

【AMOSKEAG 2026AW ORDER EXHIBITION】

EARLY COVERALL
¥82,500- tax in

~キバタのカバーオールセットアップ~
チームで辿り着いたデニムアイテムとしての答え

I.)
生半可にデニムのアイテムは作れない中で、辿り着いたこのアイテム。
SSの雰囲気もすごく良くって、反響も大きく、すでにパンツワンサイズを残し、完売間近です。
見たことない色落ちなんですが、これはどのように。

A.)
ありがとうございます。
キバタと呼ばれる織ったままの生地を使うことで出る凹凸の奥行きがそう感じさせているんだと思います。アナログな昔と今の対比を大事にしたかった、それで行き着いたのがキバタです。
組上は色落ちの表現を見やすくしたくて、表面的で平らなパターンにしました。

I.)
なるほど、AWシーズンのもののシルエットに関しては、SSのシーズンのものと比べると縦長で立体的というか。
というと、これも生地ありきで選出した型というのがよくわかりますね。

A.)
はい。AWでは撚り杢の生地にしたので立体感を出したかったんです。
平らなパターンでやるとどこかつまらなくって。リファレンスは大戦前のすごく古い時代のカバーオールのディテールで、ポケットの位置もだいぶ外についてるし。一見やりすぎた感があるんですけど、僕らからみるとこれも新しく感じました。

I.)
なんだか見た目の奇怪さ以上に着るとしっくりきます。
デニム地でしっかりとワークテイスト、にも関わらず、先述されていた縫製の技が綺麗で、心地いいチグハグさがなんとも言えないですね。
店頭ではマイサイズが早々売れてしまって、悔しいです本当に。AWで改めて狙おうと思います。

~AMOSKEAGが作るレザージャケット~
ブランドらしさのある加工とは何か

【AMOSKEAG 2026AW ORDER EXHIBITION】

LEATHER CAR COAT
¥275,000- tax in

【AMOSKEAG 2026AW ORDER EXHIBITION】
【AMOSKEAG 2026AW ORDER EXHIBITION】

I.)
最後にレザーをお伺いできればと思います。
展示会でも異彩を放っていたこちら、節々に見える加工が光りますね。

A.)
AWのシーズンMDを考えた時に、やりたいと思っていたのが、レザーアイテム。色はブラックですが、茶芯のレザーを使っています。この手のものって、顔料系が多いんですけど、馬の素材そのままを活かすために今回は染料系のみにしました。
工程としては、最初に茶を乗せて後に黒を乗せて、という感じ。

どっちかわからないくらいの染めにしたくて、ギリギリを攻めたんです。生産工程としては危ないけど、職人さんの技術を信用して攻めた加工にしたからこそできた風合いですね。

I.)
これは本当に見ない風合いです。ここ1年でも様々なレザーのアイテムを見てきましたが、素直にかっこいいです。形もショート丈のカーコートで、型とのマッチングも素晴らしいです。
レザーはホースでしたよね。

A.)
展示会でのバイヤーさんの反応もすごく良くて、嬉しかったです。
ホースレザーはこれから供給難になるかも??とのことで、今の値段ではもうやれないかもしれないという事もあったり、これホースなんですか??みたいな反応が一番出やすいのが馬革かなと思って選びました。

【AMOSKEAG 2026AW ORDER EXHIBITION】

【最後に】

I.)
長きにわたり、貴重なお話ありがとうございました。
来シーズンの展望だったり、挑戦したいアイテムはありますか?

A.)
うーん、生地ありきなのでまだ断言はできないけど、カットソーとデニムはやりたいですね。やりたいというかやらなきゃだめかなって(笑)。
カットソーにしてもそれこそ5ポケットのデニムにしても、どのブランドもやっているだろうし、至ってシンプルだけど、自信を持ってアモスらしいと思えるアイテムに出来るのであればリリースしたいです。

I.)
なるほど。アモスが作るスウェットだったり、TEEシャツはすごく気になります。現段階でどんな生地を使おう、みたいなものはあるんですか?

A.)
超長綿とかリネンとか、でもモールスキン的な作るテンションは大事にしたいかなと。
次のシーズンなかったら失敗したと思ってください(笑)。

I.)
最後に、僕たち1LDK AOYAMAにてお取り扱いをした経緯なんですが、僕たちのお店はハウスブランドを核に、ちょっと小綺麗でクラシックなものと昔のアメリカっぽい土臭さの残る、カジュアルテイストなブランドで構成されていて、アモスのお洋服はそれぞれが共存しているなと思ったからなんですが、チームの皆さん的にこういう風に届けて欲しいとかってありますか?

A.)
うーん、そうですね。
アメカジではないと思って買い付けをしてくれているバイヤーさんが大半な気がするので、お店側のアウトプットはその時点であっているかなと思います。でも強いていうなら、LOOKとかから入ると見え方がまた違うんじゃないかなと。
重複しちゃうんですけど、DC世代のブランドの見せ方から入ると一番伝わると思うんです。
だからこその今回、ワンエルさんでの受注会かなと。

I.)
お客様が店頭でアイテムを見る際、LOOKを見ながら、なんてことはあまりないでしょうからね。今回もLOOKをお店に貼りながら世界観を作れたらなと思っています。

A.)
改めて僕たちとしても貴重な機会をありがとうございます。
お客様にとって有意義な時間になればいいなと思っています。

〈 AMOSKEAG 2026AW ORDER EXHIBITION 〉

開催場所: 1LDK AOYAMA
開催日時: 2026年3月20日(金)〜22日(日)
営業時間: 平日13:00〜19:00 / 土日12:00〜19:00

【お支払い】
オーダー時に全額前払い、もしくは代金の半額(50%)を頂戴し、お渡し時に残りの代金を頂戴いたします。
※オーダー後のキャンセルは一切できかねます。

【決済方法】
クレジット / 電子マネー / QRコード決済 / 現金

【納期】
8月〜10月
(アイテムによって異なりますので、スタッフまでお尋ねください。)

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